アウトドア熱中症対策!ネッククーラー「ペルチェ冷却式」VS「送風式」
もう暑い。とにかく暑い。
そして私は弱い。暑さと上司に弱く、部下と弱者には強いのだ。
そんな中、羽なし送風タイプのネッククーラーが安売りしていたので買ってみた。
せっかくなので昨年購入した「ペルチェ冷却式」と比較してみよう。
目次。
ペルチェ冷却式「サンコーネッククーラーNeo」
まずはこちら。昨年購入したネッククーラー。
体全体熱中症対策や熱くなった体や体温を効率よく冷やすには首の両脇にある太い血管を持続して冷やすのが効果的だそうです。こちらの「サンコーネッククーラーNeo」はペルチェ冷却と言う方法でプレートを冷やし(最大で外気温に対し−15℃)、その冷たいプレートで首の血管を冷やして体温を下げるタイプです。
自分の首回りに合わせて可変できるので動脈をピンポイントで冷やせます。
(注∶素行が悪い為、目にモザイクを入れています。)
モードも3種類あり(強モード/弱モード/ゆらぎモード)中でも素晴らしいのが「ゆらぎモード」です。
強弱を繰り返す事で、冷たいと感じる感覚を持続できます。
私の購入した物は去年の物なので、バッテリーは付いていませんが、今年の新型「サンコーネッククーラーEvo」ではバッテリー付きで販売されてます。
旧タイプでもモバイルバッテリー10000mAhの使用で弱モードで約20時間、強モードで約10時間ご使用できます。
ただ、旧タイプはモバイルバッテリーまでのコードが邪魔かなぁ?
使用感は「冷たくて気持ちいい!!」
秒で冷えるのですぐに気持ちいいです。
動脈を冷やした効果で、身体の外部は暑いけどの内部は暑くない不思議な効果が得られます。また、ゆらぎモードのおかげで冷たさを実感し続けられるのは嬉しい。
今回購入した「KYOKA 首掛け扇風機」
こちらは今回購入した首掛け扇風機の羽なしタイプです。
羽なしなので、髪の長い人でも髪が絡む事のない物で、ペルチェ冷却式のネッククーラーに比べ消費電力も少ない為、バッテリーだけでも長時間使えるのが魅力です。
直接風が当たる涼しさはペルチェ冷却式とは違った清涼感があります。
私の場合、娘に持たせようと思っていた為、髪の毛が絡まない羽なしタイプが購入の決め手になりました。
しかし付けて見ると結構大きい!
でも220gしかない為、見た目ほど重くありません。
(注∶尿酸値が高い為、目にモザイクを入れています。)
こちらの扇風機は中央がシリコン製になっており、自在に角度を変えられます。
捻っても平気。
幅だってこんなに広げられる。
好きな向きに風を当てられますね。
風力は弱、中、強の3モードで、強はそれなりにパワフル。
この扇風機のいい所は、首の裏付近まで風が出てる事。長髪の人なら首回りの熱のこもった所に風が届くので尚更気持ち良いのではないでしょうか。
(注∶高血圧もある為、目にモザイクを入れています。)
バッテリーは1800mAhですが、弱モードで6時間使用できます。充電しながらも使用できたので、モバイルバッテリーも併用すれば最強です。
ただ、残念な事に充電コードの差し込み口が下側に付いている為、コードの突起が胸に当たってしまいます。もったいない。
比較。
熱中症対策に効果的か?
サンコーペルチェ冷却式 ◎
KYOKA扇風機 ○
真夏になると扇風機はどうしても気温の影響が多く、時にはただ熱風を浴びてる状態となり、必ずしも熱中症対策になっているかは疑問な所。
ここはやはりペルチェ冷却式に軍配が上がります。実際使ってみて体が火照らないのを体感できます。
でも、初夏や晩夏また夜であれば、扇風機の風が気持ちよく感じられるので、ペルチェ冷却式より涼しさを得られるかもしれません。
携帯性。
サンコーペルチェ冷却式 △
KYOKA扇風機 ○
新しい「サンコーネッククーラーEvo」ならバッテリーが付いていますが、1〜2時間程しか使用できず、モバイルバッテリーの出番が出てくると思います。そうなると邪魔な充電コードが必要になってきます。引っ掛けてしまったり、見た目もスマートじゃなくいまいちです。
そう考えると単体でぶら下げるだけのKYOKA扇風機がストレスないかな?
(注∶ストレスの為、モザイクがズレています。)
清涼感。
サンコーペルチェ冷却式 ○
KYOKA扇風機 ◎
例えば、お風呂を出た後など、体外部の火照りを冷やしたい場合、扇風機のほうが、風にあたれて気持ちいいと思います。
ペルチェ冷却式は部分的に急激に冷やすのには向いてますが、血液を冷して体全体を巡らせて…ってなんか回りくどいですよね?
清涼感って所ではKYOKA扇風機が1歩有利です。
結局どっちがいいの?
はい。ペルチェ冷却式です。
涼しさ云々より、熱中症を防ぐ点ではペルチェ冷却式は外気温の影響をほとんど受けずに確実に冷してくれるからです。本当に酷暑の時は扇風機の風はただのドライヤーです。
それを考えると命の危険を防ぐペルチェ冷却式に軍配は上がります。
でも決して扇風機が悪とは言ってません。
酷暑じゃなければ涼しく気持ちいいのは確かです。いざって所を考慮したらペルチェ冷却式って事です。
いい所取りしてみた。
もう両方付けちゃいましょうよ。
そうすれば全て手に入るんだから。
前が見づらいし目が乾く。もう何がなんだか…。
実はいい所取りしたタイプもあるんです。扇風機+ペルチェ式ネッククーラー!
そちらがこちら。
扇風機と冷却プレートの単体稼働もできて両方同時稼働もできる優れもの。冷却プレートは首の後ろに付いてます。これいいなぁと思ったんだけど、サンコーさんの説明を読むと。
首の後ろではなく首の両脇を冷やす理由
実は体温を下げるためには首の「両脇」という部分が最も大切なポイントで、首の「後ろ」は冷やさない方がいいと言われています。
理由として、首の後ろには脳が体温を感知するセンサーのような役割があるため。
その肝心な部分が冷えてしまうと脳が「体が十分冷えた」と思ってしまい、「体温を下げるために汗をかけ」という指令を出さなくなってしまうのです。
身体や体温を効率的に下げるためには汗も重要なものとなるため、ネッククーラーNeoは首の後ろではなく「両脇」が冷える設計となっています。
そうすることで首の両脇を冷やしながら、同時に汗もかけるのでより効率的に体温を下げることができます。
と、書いてあります。これ読むとちょっと不安になっちゃいますよね。いい所取りは必ずしもいい事ではないのです。
以上ネッククーラーの紹介でした。
熱中症に気をつけてアウトドアを楽しんで下さい!