バイクタイヤ 自力でタイヤ交換すれば1万円が1600円で済む!
メルカリで購入したアドレスV100。
後輪のタイヤがかなり減ってるし、変形してるから轍を通る度にハンドルを持っていかれます。
先日ガソリンスタンドでガソリンを入れてると、
店員の人からタイヤ、ヤバいですよ!
8800円で交換しますよ!
と言われ、
えっ?そんなにするの?バイク屋ならもっと安く済むんじゃないの?
考えておきます。と断りました。
でも、確かにヤバいくらいタイヤが減ってるし、ほっといても改善する訳ないので交換しますか!
えっ?高いんですけど。
某バイクパーツショップに行って後輪のタイヤと交換工賃を聞くと、
タイヤ5000円。
工賃4500円。
消費税入れると1万ちょっとですね~。
と、言われガソリンスタンドより高いじゃん!
はい。自力交換に決定~。
タイヤだけならアマゾンでも安く手に入ります。
これだけ安く済むならやる気になってきます。
自力でタイヤ交換できるの?
全くタイヤ交換の知識はなかったので、早速ネットで調べると、
ビードブレーカーでなんちゃらやら、ビードクリームを塗るだのビードを立ち上げるだの、ビードってなんだべ?
ってな状態からのスタートです。
なんでも、タイヤの一番内側にあるのがビードと言うらしく、このビードをホイールに密着させる事でチューブレスで空気を逃がさない仕組みらしいです。
このビード部分が、しっかりホイールにくっついてる為にビードブレーカーなるビードとホイールを剥がす工具があるんだとか。
やはり専用道具がなければ駄目か。。。
と諦め始めた矢先に、専用道具なしでやるタイヤ交換のブログを発見!
この人のブログ曰く、ビードブレーカーなしでもタイヤを踏みつけてホイールからビードを剥がし、新しいタイヤを取り付けの際は、ビードを立ち上げやすくする(ホイールにビードを密着させる事)ビードクリームはタイヤワックスを使う事で代用し、自転車の空気入れでビードを立ち上げる。
これが本当なら自力も行けそうです!
ガソリンスタンドでも8800円掛かる所を、タイヤ代の1600円程で交換できるなら7200円もお得です。
浮いたお金で美味しい物でも食べましょう!
いざ実践。エアクリ破損しちゃったよ。
アドレスV100はマフラーとエアクリを外すと、後輪タイヤにアクセスでき、後はホイールの中心にある22mmのボルトを外せば後輪を外せます。
この作業は他ブログに沢山あるので割愛。
マフラーとエアクリは外せたのですが、エアクリを外す時に無理やりやったせいか、定年劣化したキャブとエアクリを繋ぐホースが切れちゃいました。
すぐにヤフオクで調べ新品を注文。
送料込みで1050円也。
あと6150円使うとマイナスになってしまいます。
とりあえずホースが届くまではテープで誤魔化します。
うん。気にしない。
22mmのスパナもないし、モンキーもない。
さあ、後は22mmのボルトを外せば後輪が取れます!
うん。22mmのスパナない。
ラチェットも21mmはあるけど22mmはない。
モンキーも持ってない。
こんな工具力でタイヤ交換しようとしてるんだから近所の人も驚きです。
見るに見かねた近所の人がスパナを用意してくれました。
ついでに手伝ってもらいましょう。
近所の人にタイヤが回らない様に後輪ブレーキをかけてもらい、足でスパナを踏み込んで緩めます。
その際、勢いよく緩んだ為にスパナが地面にヒット。
スパナが傷つきました。
細かい近所の方が怒って何やら言ってますが、作業は続きます。
ようやくバラシの方は完了です。
タイヤ外したついでに後輪ブレーキのパッドをチェック。
なんか錆びてんだか何だか。
とにかくまだパッドは残ってそうです。
ビード外し。
さあ、いよいよメイン作業に入ります。
ブログの方の様に専用道具なしでビードを外せるのでしょうか?
無理でした。
タイヤがフニャンフニャンするだけで何も変わりません。
体重をかけてもダメ。ぴょんぴょん跳ねてもダメ。
○○さん!バール持って来て!
近所の人に我が家にないバールを持って来させます。
細かい近所の方が怒って何やら言ってますが、作業は続きます。
バールとマイナスドライバーでテコの原理を使って無事外れました!
プシューって言って外れます。
無理やりやったのでホイールが少し凹んじゃいました。
古いタイヤを外し新しいタイヤを取り付けます。
見てください。左がツルツルタイヤ。右が新品タイヤ。
山がほとんど無いし、平らになってます。
こりゃ危ないですよね~。
新品タイヤ取り付け。
タイヤを外すのが大変なら取り付けも大変です。バールをテコの原理で使おうと思っても、形状が悪く上手くかかりません。
タイヤレバー(タイヤを外したり入れたりする神様の道具)をアマゾンで注文し、この日は諦めました。
後5070円でマイナスになってしまいます。
次の日タイヤレバーが届いたので取り付けにかかります。
やはり神様の道具。
難なくタイヤをはめられました!
後は上手くタイヤを凹ましながら自転車の空気入れでビードを立ち上げます。
その前にノータッチでタイヤの滑りを良くさせます。
さあ、勝負の時です。この日は雨の為、2階の自分の部屋で踏み踏みしながら空気を入れます。
はい。お手上げ。
全然駄目な感じです。空気を入れてもシューシュー漏れるだけ。
センスの問題とかじゃなさそうです。
普通はコンプレッサーを使って一気にバン!と膨らませてビードを立ち上げるみたいです。
こんな自転車の空気入れじゃ力不足ですね。
子供を戦場に立たせてるみたいで虚しくなりました。
下のリビングから、妻のガタガタうるさいとのクレームも入ってきます。
ガソリンスタンドに持って行けばコンプレッサーも借りられますが、運良く私の働く会社にも低圧コンプレッサーがあるので会社でやりましょう。
次の日、上司の目を盗んでセコセコとタイヤを持ち込み低圧コンプレッサーで空気を一気に入れます。
一気に空気を入れる為にムシは外します。
やった!
ビードが立った!クララが立った!
後は持ち帰って取り付けるだけです。
ようやくタイヤ交換完了。
タイヤをはめました!
マフラーもエアクリもはめて何かのボルトが1つ余ったけど完成です!
なんだ!やればできるじゃん!
結局かかったお金は、
タイヤ1600円、
エアクリホース1050円、
タイヤレバー1080円、
合計3730円でした!
次回からはタイヤ代の1600円だけで済みそうです。
試しに100㎞ほど走りましたが問題なし。
タイヤ交換成功と言えそうです。
やはり、工具がないとタイヤ交換は楽ではないですが、何とかなりました。今回感じた事はタイヤレバーがあれば、タイヤ取り外しと取り付けは楽にいけるんじゃないかって所です。
コンプレッサーはガソリンスタンドで借りればいいし、慣れればもっと簡単に出来そうなので、高い工賃を払うのは馬鹿馬鹿しいと思えるレベルの作業でした。
ちなみに、浮いたお金の5070円は5円スロットで無事に無くなりましたので安心して下さい。
ありがとうございました。